「村西とおる 狂熱の日々」ドキュメンタリー映画 ナイスな感想!?

2019年11月30日よりテアトル新宿、丸の内TOEIにて順次公開。監督 片嶋一貴、NetFfixで人気を博した『全裸監督』のモデルとなった村西とおるのドキュメンタリー映画完全版。「死にたくなったら下を見ろ。俺がいる!」




「お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。」と、村西監督なら挨拶されるでしょう、お久しぶりです、自称ゆるい映画ライターのモグモグです。この映画楽しみにしてたんですよ!『全裸監督』、もちろん観ましたとも!山田孝之のねっちょりした感じもよかったですが、本人はやっぱりスゲー!www


「M/村西とおる 狂熱の日々 完全版」映画館情報

「M/村西とおる 狂熱の日々 完全版」

私小説的手法による庶民史をライフワークとしている作家、本橋信宏の「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)を原作とした村西とおる監督自身のドキュメンタリー映画。

前科7犯、借金50億て!w 今年71歳だそうですが、丸の内TOEIでの舞台あいさつで登壇されていた村西監督はひたすらお元気な印象でした。元イエローキャブの野田社長やFANZAアダルトアワード2019最優秀女優賞受賞の相沢みなみ、そして原作の本橋信宏も登壇する中、客席には麻美ゆまも。村西監督の世界そのままの交友関係を見せてもらった感じでした。

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「M/村西とおる 狂熱の日々 完全版」ちょっとネタバレと感想

50億円の負債からの再起を図るため、1996年夏の北海道で村西とおるが世界初の4時間超のDVD用Vシネマと、35本のヘアヌードビデオの撮影を同時に敢行した当時のメイキング映像と、現在のコメントで構成されたドキュメンタリー。度重なるアクシデント、苛烈さを極めていく終わりの見えない撮影現場、崩壊してゆく人間関係、そんなどん底の状況でも、なぜ彼は逃げなかったのか? 彼を奮い立たせたものは何なのか?死んでも譲れないスケベ心で、時代に屈服しなかった「人間・村西とおる」の本質に迫る、狂熱の日々を記録した作品。 2018年10月に中野ゼロホールで一度だけイベント上映され満員御礼となった本作を再編集した完全版。

映画公式サイトより

当時のメイキングをよく撮っていたなと思いました。ゆくゆくは紹介しようとしていたのでしょうかね。Vシネマの内容事態は「?」と思いましたが、村西監督の泥臭い人間性はもちろんなのですが、その周りのスタッフやタレントの赤裸々な出来事までが撮られていて面白いなと思いました。人間ってこうだよなーと思わせるような。

一時、村西監督と黒木香が愛人関係にあったそうで、劇中に彼女がビルの2階から転落した事故のニュースが飛び込んでくるのですが、その件について尋ねられた監督が「もう1年半前に別れたんだ、関係ないだろう」と答えるシーンがなんともリアルでしたね。

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村西監督は福島出身(本名は草野博美さんですw)、国鉄職員だった父親が戦争をきっかけに仕事を辞めてしまい、貧しい幼少期を過ごしたのだそうです。その頃に感じていた思いが「金を稼ぐんだ!」というモチベーションになっているのだそうです。

現在71歳、バイタリティもすごいですが、頭も相当キレる人だなーと舞台挨拶をされている時に思いました。

劇中で監督は「とにかく食べる人だ」とスタッフが語るシーンがあるのですが、常に何か食べている感じでしたね。よく食べる人は性欲も旺盛だなと思わせます。生きる気力に満ちている!村西監督の人間性は愛すべきものがあるなと思います。

あの用語もその用語も村西監督が世に出したのだと知り、世界の村西だなーと。日本はエロに対してオープンではありませんが、みんなそうやって生まれてきたんだからねw

目を逸らさずに是非ご覧になってください。



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