「永遠に僕のもの」衝撃の実話!黒い天使カルロス美しすぎる殺人犯!

2018年アルゼンチン映画。日本では2019年8月16日より公開。ペドロ・アルモドバル制作のアルゼンチンで起きた衝撃の実話を映画化。本国で大ヒットした理由とは?




1971年に起きた黒い天使カルロスの実話を映画化「永遠に僕のもの」ネタバレ注意!

どもー。歳を増すごとに美しいものに弱くなっている自称ゆるい映画ライターのモグモグです。ルキノ・ヴィスコンティかよ!いやー、神々しいまぶしいっす。ちょっと観て!

映画のモデルになった少年カルロスです。美少年ですよねー!「黒い天使」と呼ばれていたのもうなづけます。

「ヴェニスに死す」のタージオを思い出してしまいました。何が違うってカルロスは強盗に殺人と犯罪を次々に重ねているところ。そしてそれが1971年の実在の人物だということです。タージオに魅了されてしまった作家のおじさんの気持ちが分かる歳になってきたわー。



「永遠に僕のもの」次々に強盗、殺人を犯す黒い天使カルロス、その実話を映画化。あらすじは?劇中歌は?BLは?!

本作がカンヌ国際映画祭に正式出品されたルイス・オルテガ監督、カルロスの半生に興味を持ち映画化に至ったそうなのですが、架空のキャラクター「カルリートス」に演じさせます。映画というエンターテインメント性を大事にしたのでしょうね。とはいえ、

 カルロス

 カルリートス

寄せるところは寄せてますねー!

「黒い天使」と呼ばれたカルロスは1971年から1972年にかけて強盗と殺人を繰り返しました。犯した罪に対して罪悪感を感じていないカルロス。映画では転校先で知り合った青年と意気投合して二人で罪を重ねます。逮捕後、天使のようなその風貌の彼に社会は魅了されたそうです。天使は天使でも確かに黒い天使ですね。相棒の彼とは段々といい雰囲気になっておりBL要素も否めない!

アルゼンチンの言葉がカルリートスの色気を増しているように思いました。

劇中歌で流れるのは「朝日のあたる家」

「朝日のあたる家」って、アメリカの伝統的なフォークソングで、ボブ・ディランやアニマルズなど名だたる歌手が歌っている女郎屋(売春宿)の歌なんですよね。娼婦に身を落とした女性が半生を懺悔する歌で、暗い情念に満ちた旋律によって注目されました。カルロス(カルリートス)は女性ではないですけれど、彼の雰囲気にこの曲が妙に合っていますよね。

ちなみに日本ではちあきなおみも歌っています。

そしてまた載せちゃいますけどw阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんの歌のうまさ!!!



実話を描いた「永遠に僕のもの」黒い天使カルロスの上映館は?

東京では渋谷シネクイント、新宿武蔵野館、他では静岡シネ・ギャラリー(静岡は8/17より)、福岡天神のKBCシネマで上映のようです。



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