2020年韓国映画。日本では2021年7月9日公開予定。1995年のソウルを舞台とした実話にもとづく社会問題をコミカルに描く。監督はイ・ジョンピル。最後に愛と正義は勝つのか!?
ドラマ『ショムニ』をほうふつとさせますな。
「サムジンカンパニー1995」あらすじと実話とは?
1995年は韓国においては『グローバル元年』と位置付けられ、激しい国際化が進んでいった年なのだそう。韓国では節目となる数字なんでしょうな。知らんけど。
韓流ドラマは『華麗なる遺産』で止まっている、自称ゆるい映画ライターのモグモグです。ハン・ヒョジュ可愛いなw
韓国映画といえば、今年のアカデミー賞で6部門もノミネートされた『ミナリ』(植物の『芹』という意味なんだそう)や、『パラサイト半地下の家族』(同じく6部門ノミネート、こちらはカンヌのパルムドール受賞)と、ドラマだけではなく映画の評価も高いですよね。
パラサイト…は、みんな好きそうな話だなと思う。ディスってないです。
「サムジンカンパニー1995」は、韓国での実話を基にした映画と聞き、その実話とはなんぞや?と調べてみました。
本事件は、1991 年に斗山電子のフェノール原液の貯蔵タンクからフェノール樹脂の生産ラインに通じるパイプが破裂して、30 トンのフェノール原液が大邱地域の上水源を汚染させた事件で、「フェノール事件」と呼ばれている。この事故では、環境部次官を含めた公
務員 7 人と斗山電子関係者 6 人の 13 人が拘束され、関係公務員 11 人が懲戒処分を受けるなど環境事故では類例のない問責人事が伴った。(韓国の環境訴訟事例より)
足尾銅山鉱毒事件や水俣病を思い出しました。
なんだろう、社会が進むときって、特に当時は環境のことなんて二の次というか、イケイケどんどんでこういうことが起きてしまうんだろうか。
今やSDGsですよ奥さん。
映画では、偶然会社が起こしていた事実を知ってしまった社内のOL3人が、事実を隠蔽する会社を相手に解雇の危険を顧みずに力を合わせ真相解明に向けて奔走します。
総合職ではなく、事務職でお茶くみやコピーを取る、立場的には弱い社員たち。
勧善懲悪ものですね。最後に成敗!となるのか・・・
ファッションやメイクも当時な感じです。美術や衣装、小道具にまで当時を再現すべくこだわっているそう。
1995年の日本はというと、阪神大震災にオウム地下鉄サリン事件
激動の年・・・
「サムジンカンパニー1995」キャスト紹介と結末!
ジャヨン役のコ・アソン。
ポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』(2006)で一躍有名になった元子役。
ユナ役のイ・ソム。
本作で2021年青龍映画賞助演女優賞を受賞している。身長173㎝の元モデルさん。
ボラム役のパク・ヘス。
歌の評価も高く、J.Y.Parkに目をかけられていたそう。
みんな自然なお顔をされているのがモグモグ的には好感触ですね。特にジャヨン。
パク・ヘスが別人!
会社が悪として描かれていますが、彼女たちの上司は優しい人でほっとします。