2015年永青文庫で開催された日本初の春画展から4年、開催までの困難な道のりを追いながら一切ボカシトリミング無しで上映。ポレポレ東中野にて9/28より、その後全国順次公開。18禁ですよ。
2015年永青文庫にて日本初となる春画展が開催
エロ大好き、自称ゆるい映画ライターのモグモグです。いつも以上に直球です。いいじゃないか、エロ。
2015年に東京は文京区目白台にある日本・東洋の古美術を中心とした美術館、永青文庫で日本初開催となる春画展が開催されました。21万人を動員することになる大人気展となったその企画展、ポスターも話題になりましたね。
「世界が、先に驚いた」のキャッチコピーが秀逸!!
直接的じゃない表現も素敵。こうしなきゃいけない事情もあったのかも・・
海外ではアートとして評価が非常に高いといわれる春画、日本人の私たちが目にすることって実は少なくないですか?この春画展開催にあたっても国内の美術館・博物館からことごとく展示を断られるということがあったそうです。それでもいざ開催となると連日満員の大人気展に。なぜ開催までに、そして開催後も関係者は頭を悩ませることになったのでしょう。映画「春画と日本人」は当時の彼らの苦悩を追います。
表現が柔らかいタイプの春画
春画展も愛知トリエンナーレ「表現の不自由展、その後」も変わらない?
箱根にある岡田美術館にもわずか数点でしたが春画展示がありました。18禁コーナーになっていて、レンタルビデオ屋さんのAVコーナーのようにわざわざ入って行かないと観られないつくりにはなっていましたが。
こんな動画まである!
永青文庫では国内外の貴重な作品がおよそ120点展示されたそうです。日本ってエロをおおっぴらにするのをよしとしない空気がありますよね。永青文庫で開催するにあたって行政の介入があったのか、なかったのかは分かりませんが、美術館が展示を拒否することや開催後のクレームの話を聞くと表現することの不寛容さをこの国と我々国民は孕んでいるなと思ってしまうのですよね。日本は性教育も遅れていますしねー!
昔も今もやってることは変わらないと同行者はつぶやいていた
『春画と日本人』公開劇場 続々決定!!!!
◆9/28(土) 東京・ポレポレ東中野にてロードショー!
◆2019年秋 大阪・第七藝術劇場、京都シネマ、名古屋・シネマスコーレ
◆2019年暮 神戸アートビレッジセンター他館 絶賛調整中!https://t.co/2rWwzgI5pR
— 映画「春画と日本人」 (@shungamovie) August 13, 2019
映画「春画と日本人」は18歳未満入場禁止の理由
上映中数々の春画を紹介するにあたり、ボカシやトリミングをしないことからR18指定映画のようです。春画は芸術カテゴリーに入らないのですかね。2015年に永青文庫で開催された時のようなムーブメントが再び起こることを期待して上映を楽しみに待ちたいと思います。