2014年公開。ベルギーのフィリップ・ウィチュス監督がパキスタン国境近くのインド・パンジャーブ州にある通称『黄金寺院』で500年以上続く無料食堂の舞台裏に迫るドキュメンタリー。
右手だけでカレーを食べるのが得意な、自称ゆるい映画ライターのモグモグです。10万人分の食事量って!見当がつかない!
「聖者たちの食卓」動画と感想と宗教
インドの北西部、パキスタン国境にほど近い人口およそ100万人のパンジャーブ州にある、シク教徒の総本山『ハリマンディル・サーヒブ』(黄金寺院)では毎日10万食が巡礼者や旅行者のために、すべて無料で豆カレーが提供されているのだそうです。10万人って、日本のちょっとした市の人口と同じですよ。
シク教徒と言えばターバン。インド人=ターバンと思っている人も多いかもですが、ターバンを巻いているのはシク教徒のみで全体の1.9%。80%がヒンドゥー教、13%がイスラム教と、シク教徒はかなりの少数派だということが分かります。ターバンのインパクトが強い!
シク教はカースト制度を全否定しているそうで、だからこそ誰にでも分け隔てなく食事を提供することができるのですね。シク教好き。
「聖者たちの食卓」動画と感想とカレーレシピ
食事を待つ大勢の人々と、無償で働く300人が手仕事で調理したり後片付けをする人々。巨大鍋で作られる豆カレー、ひたすらニンニクの皮を剥き続けるターバンをかぶった男性…。ナレーションもBGMもなく、ただひたすら寺院での様子をカメラは追います。
豆カレーはインドでは『ダルカレー』と呼ばれ、インドでは代表的な家庭料理だそうです。
作り方は検索するとたくさん出てくるのですが、美味しそうなところを貼っておきますね。
『印度カリー子のブログ・ダルカレー(1種)の作り方』
『FOODIE・ほっと優しい定番豆カレー。インド料理店に教わる「ダール・タドカ」のレシピ』
https://mi-journey.jp/foodie/39943/
「聖者たちの食卓」動画と感想と宗教
『寺院の中に入る前に足を洗ってください』
野菜の皮をむいたり、刻んだり、チャパティを作ったり
お鍋や食器を洗ったり、みんなてきぱきと仕事を進めていました。シク教信者によるボランティアでまかなっているのですね。
みなで同じものを食べる。特にインドにおいてこの光景はすごいことだと思います。10万食分のカレーをただひたすらに作る人々の姿を追った映像は清々しいものを感じます。
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今夜はカレーだな!