アニー・エルノー原作のベストセラー「シンプルな情熱」を監督ダニエル・アービッドが映画化。主演は19歳で史上最年少の英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニンと『若い女』のレティシア・ドッシュ。2020年フランス・ベルギー映画。日本では7/2公開。
なんだよー、すごいムラムラしたよー。
だってセルゲイ・ポルーニンだよ!超一流ダンサーの身体はすごいよ!
ぐはぁぁぁぁ
色気が!すごい!たまらん!w
もし日本版でやることがあったら、吉沢亮くんでお願いしたいナ…
彼にはそろそろセクシーな役をお願いしてもいいと思うのね(;”∀”)ハァハァ
映画「シンプルな情熱」原作本とあらすじと不倫は文化
こんにちは。観終わってから興奮冷めやらぬ自称ゆるい映画ライターのモグモグです。
あらゆる場所でセックスしてる2人のシーンがちっともいやらしくないって評してる人もいたけど、いんや、エロいよ!最高だよ!
どんなお話かというとですね、パリの大学で文学教授をしてるエレーヌと、ロシアの高官アレクサンドル(こんな全身タトゥーだらけの大使館勤務の男って!?)は、あるパーティで出会い、たちまち恋に落ちる。年下で既婚者のアレクサンドル。エレーヌはひとり息子がいるシングルマザー。エレーヌの友人には『彼はロシアに帰ってしまうのだから本気になってはダメよ』と忠告されても、自分から連絡はできずに連絡をひたすら待つ身でも、それでもエレーヌは気持ちを止めることはできない。パッションを止めることはできない。そんな2人の迎える結末はー
知ってる。こういう女性。もう仕方ないんだよ。自分じゃ止められない。
原作はノーベル文学賞有力候補のアニー・エルノーの『シンプルな情熱』(ハヤカワ文庫)
ちなみに、作者が年下男性との愛の体験を赤裸々につづった内容は当時はかなりセンセーショナルだったよう。
成人した息子が2人いた50代の時の実体験だそうで、カッコいいな!
アニー・エルノー、まるで女優さんのようです。
映画「シンプルな情熱」監督紹介とネタバレとフェミ
映像はなかなかのハードなラブシーンも多くて、オールヌード、ポルーニンのポルーニンも映ってます。世界的ダンサーの身体って、本当に美しい。
一方、エレーヌを演じるレティシア・ドッシュは自然体な姿がこれまたとても魅力的にモグモグの目には映りましたよ。アニー・エルノーの若いころを彷彿とさせる。
監督はダニエル・アービッド
ジュリエット・ビノシュに似てません?
役者も監督も作者も、3人がどことなく似ているような。
1070年生まれのレバノン出身の監督、どのような作品を撮っているのか調べたところ2007年に『ファインダーの中の欲望』
説明にはエロティックな映画、とありました。
モグモグはこの作品を知らなかったです。
性愛を描いた作品を得意とする監督なんでしょうかね。
大島渚に影響を受けたそう。納得!
ダニエル監督曰く、フランスは恋愛自由な国!ではなく、女性が年齢で推し量られたり、不倫を描く作品も男性目線のものが多かったりと、女性目線の性愛を語ったものは決して多くはないよう。
アニー・エルノーのこの私小説が出た時も話題になったくらいだもんね。
意外~!フランスはもっと自由恋愛万歳な国だと思ってた。
どこも変わらんのかー。
アレクサンドルも勝手だしなー
映画「シンプルな情熱」セルゲイ・ポルーニンと不倫の結末
ポルーニンは、ダンスを踊らない純粋な役者としての今回のオファーがとてもうれしかったそう。
会ってすぐにハードなラブシーンの撮影で、アルコールの力を借りたそうですw
ダンサーとしての複雑な心を描いたこちらの作品も観たくなりました。
ウクライナ出身なんですね、彼は。
ここからネタバレです。
ひたすらアレクサンドルからの連絡を待ち、常にソワソワ、電話が来ないとイライラ、いつまでも連絡をよこさないことに耐え切れず、ついには約束を破ってしまうエレーヌ。アレクサンドルの職場に電話してしまうんですねー。
あーやっちゃったねー!
『明日ホテルで待ち合わせしよう』電話口でアレクサンドルに言われ落ち着いたエレーヌ。翌日ウキウキで待ち合わせ場所に行くものの、アレクサンドルは姿を見せない。職場に確認すると、アレクサンドルはモスクワに戻ったと・・・
アレクサンドルに会えるわけでもないのにモスクワへ行き、同じ場所にいることに満足するエレーヌ。痛い。
電話しちゃったり、追いかけて行っちゃったり、痛い、痛いことしてるけど、わかるよエレーヌ!
アレクサンドルと会えなくなってからはカウンセリングを受けたり、息子の世話に時間を費やしたり、穏やかな日々を取り戻しつつある頃にアレクサンドルから連絡が!
なんてこった!
でもね、ハッピーエンドじゃないんです。
不毛な恋に終止符を打つエレーヌ。
どうにもならない、どうしようもない時間。
そんな時間を経験したことがある人はもちろん、まだの方にもぜひおすすめします。