「マイ・ビューティフル・ランドレット」ゲイ映画のネタバレとあらすじ!

1985年のイギリス映画。80年代ロンドンを舞台に描かれる2人の青年の恋。ダニエル・デイ=ルイスの若かりし頃の姿が観られます。青春を描いた名作です。R15ですけどね!




日本でも最近おしゃれなコインランドリーが増えましたよね。80年代のイギリスで既にそこに目をつけているのがすごいなと思った自称ゆるい映画ライターのモグモグです。商売上手!




映画「マイ・ビューティフル・ランドレット」あらすじネタバレ!

パキスタン出身の青年オマール(ゴードン・ウォーネック)は、アルコール漬けになってしまった父親とロンドンの安アパートで暮らしている。叔父のはからいでコインランドリーの立て直しすることになった彼は、幼なじみのジョニー(ダニエル・デイ=ルイス)と再会し、仕事に誘う。お互いに口にできない後悔やいらだちを抱えたまま疎遠になっていた彼らだったが、ランドリーの再建を通じて距離を縮めるうちに、友人以上の思いを抱いてゆく・・・。

オマールが速水もこみちに似ているなと思ったモグモグです。

ランドレットって、コインランドリーのことなんだな~。映画を観るまで知りませんでした。

ヘレン・ミレン主演の『クィーン』、『ヴィクトリア女王 最期の秘密』のスティーブン・フリアーズ監督の5作目の作品です。「マイ・ビューティフル・ランドレット」は日本でも定期的にリバイバル上映されていますが、ここ最近はデジタル・リマスター版でスクリーンに復活です。

恵比寿ガーデンシネマにて上映(上映スケジュールもこちらでどうぞ!)

ジョニー役のダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞主演男優賞を3度受賞した唯一の俳優なんですね!今では俳優業を引退し、ファッションデザインの道へ進んでいるとか。(ちなみに、「マイビューティフルランドレット」で検索するとお洋服のサイトへいきますね~。なんんだかリンクしていて面白い!)

ダニエル・デイ=ルイス作品といえば、『眺めのいい部屋』『存在の耐えられない軽さ』を思い出すのですが、『マイ・レフトフット』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『リンカーン』でアカデミー賞主演男優賞を獲っています。

脳性まひで左足しか動かすことができない『マイ・レフトフット』

役の幅が広いですねー!


映画「マイ・ビューティフル・ランドレット」ネタバレ感想!

80j年代のロンドンが舞台ということもあって、当時のイギリスの空気感が濃厚。

イギリスへはパキスタンからの移民も多かったのですね。オマールに雇われるジョニーを見て、ジョニーの悪友たちが『こいつら(移民)は俺たちの代わりに働かせるために連れてきたのに(イギリス人の)お前が(移民に)雇われるなんて』と悪態をつくシーンがあります。5歳からの付き合いの2人、劇中では描かれていませんが、ジョニーが移民排他のデモ行進に並んでいたことを見てしまったオマールはずっとそのことが引っ掛かっているようです。

オマールはパキスタン人のいとことの結婚話が持ち上がり、それを聞いたジョニーは嫉妬と悲しみからオマールの元を去ります。見た目に反して乙女なジョニー・・。いい・・・。

結婚相手のいとこは、しがらみの多い一族から離れたくて、オマールの元からも去ってしまうのですが、これで2人の恋路を邪魔するものはいなくなったと観ていてほっとしましたw

同性同士の恋愛、移民問題や社会の混沌が描かれる、今の私たちが観ても古さを感じさせない映画だと思います。




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